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私たちについて

​さあ、ぼうけんだ

本研究会は、非常に強力な専門家の先生方をお迎えし、科学的エビデンスに基づいて運営されています。

会長には、事前防災対策の高度化や災害リスクの科学的評価の第一人者である、防災科学技術研究所の臼田裕一郎先生 。

そして副会長には、コミュニティの「つながり」と健康増進・防災基礎力の分析において日本のトップを走る、千葉大学名誉教授の近藤克則先生に就任していただいております 。

事務局は有限会社ブライト・シティ・ジャパンが務め、全体PMや内閣府予算の申請支援、各自治体の事業計画策定を全面的にバックアップする体制を整えました 。 
この体制のもと、私たちは産官学金公民の連携のもと、日常と災害時をシームレスにつなぐ主要プログラムを展開してまいります 。 
•    日常でできる「ぼうけん」として、指定避難所や地域の防災設備を巡りながらPHR 

と連動してポイントが付与される「防災ウォーキングラリー」や、階段避難・搬送トレーニングを取り入れた「サバイバルフィットネス」によって、災害時に動ける体力を平時から維持します 。 
•    災害時に役立つ「ぼうけん」として、先ほど申し上げた「孤立させない避難所運営ゲーム」や、臼田先生の持つ最先端の防災データに基づいた、具体的かつ科学的な避難行動演習ワークショップを開催します 。 
これらはすべて、防災科学技術研究所が持つ基盤的防災情報(SIP4D)と、千葉大学が蓄積してきた健康・コミュニティデータを融合させた、極めて科学的なアプローチによって効果測定が行われます 。

ストーリー

私たちは現在、大きな時代の転換点に立っています。
振り返れば、我が国が戦後の焼け野原から立ち上がり、目覚ましい発展を遂げた高度経済成長期、私たちの社会が掲げた共通の豊かさの指標は「衣食住」の充実でした。誰もが質の良い衣服をまとい、豊かな食卓を囲み、安全で快適な住まいを持つ。この「衣食住」の飽くなき追求こそが、今日の日本の物質的豊かさを築き上げた原動力であったことは間違いありません。
しかし、時代は移り変わりました。
現在の日本は、世界でも類を見ないスピードで少子高齢化が進み、人口減少とそれに伴う地域コミュニティの希薄化、そして毎年のように発生する巨大災害のリスクに直面しています。物質的な豊かさを追い求めた「衣食住」のフェーズは終わりを告げ、私たちは今、持続可能で、かつ災害に対して強靭な地域社会をどう維持していくかという、全く新しい問いを突きつけられているのです。
そこで私たちは、これからの少子高齢化・人口減少時代を生き抜くための新しい生活・地域基盤のあり方として、従来の「衣食住」を現代版へとアップデートした、『医食従(い・しょく・じゅう)』というコンセプトを提唱いたします。
私たちが提案する『医食従』とは、単なるスローガンではありません。行政、専門家、そして住民が一体となって推進する、具体的かつ科学的な地域社会のイノベーションです。それぞれの要素について、詳しく紐解いていきましょう。
■ 「医」:衣服の充実から、健康づくりによる社会保障費の適正化へ
まず、第一の「医」です。これはかつての「衣服」の充実から、「予防医療・介護予防と平時からの健康づくり」への転換を意味します。
これからの長寿社会において、病気になってから治療する、あるいは要介護状態になってから公的支援を強化するという「後追い」の対策だけでは、自治体の財政や社会保障費は立ち行かなくなります。必要なのは、平時からの「健康増進(未病・予防)」を仕組み化することです。
私たちが展開する「ぼうけんプロジェクト」では、ただ健康を呼びかけるだけでなく、住民の皆様の歩数やバイタルといったPHR(パーソナルヘルスレコード)を活用します 。そして、日常の健康行動が、そのまま地域の「事前防災力」に直結する「フェーズフリー」な社会モデルを構築します 。 
例えば、日頃からウォーキングを習慣化し、足腰を鍛えておくことは、巨大災害が発生した際の避難行動において「一次被害」を抑制する最大の武器になります 。それだけではありません。災害後の避難所生活で深刻な問題となる、エコノミークラス症候群、感染症、そして急激に身体機能が衰える「フレイル」といった「健康二次被害」の抑制にも、平時の健康な体づくりが絶大な効果を発揮するのです 。 科学的エビデンスに基づき、日常の「健康」を高めることが、災害時の「命」を救い、結果として自治体の医療・介護費の適正化を両立させる。これこそが、新しい「医」のあり方です 。 
■ 「食」:飽食から、心と体を育む「食育・健康的な食生活」へ
次に、第二の「食」です。高度成長期における「食」のゴールは、飢えを満たし、いつでも好きなものが食べられる「飽食」の実現でした。しかしその影で、現代社会は深刻な「食品ロス」や、生活習慣病の蔓延という歪みを抱えることとなりました。
少子高齢化時代の「食」において私たちが目指すべきは、量的な豊かさではなく、「質的な健康維持と食育」です。 生涯にわたって生き生きと暮らし、自分の足で歩き続けるための土台は、日々の健康に留意した食生活にあります。私たちは、地域の「通いの場」や、地域防災の要となる「道の駅」などの公共施設を拠点として、住民が正しい食の知識を学び、互いに健康的な食生活を支え合えるプログラムを実装していきます 。食を通じて健康を担保すること、これが二つ目の柱です。 
■ 「従」:住まいから、社会参画・地域コミュニティへの「従事」へ
そして、第三の「従」です。これはかつての物理的な「住居・住まい」の確保という概念を超え、「社会参画・地域コミュニティへの『従』事」を指しています。
現代の地域社会において、高齢者の「孤立・孤独」は、健康寿命を縮める最大の要因の一つと言われています。どれほど立派な住まいがあっても、社会とのつながりを失ってしまっては、豊かな暮らしとは言えません。だからこそ、これからの時代は、すべての住民が何らかの形で地域社会と関わりを持ち、役割を持ってコミュニティに「従事」することが重要なのです。地域のつながりが深いコミュニティほど、災害時の生存率が高く、避難後のエコノミークラス症候群などの発症率も低いという研究結果があります。私たちは、行政データから作成した指標群を用いて、地域のつながりと防災基礎力を「見える化」する住民参加型のワークショップや、「孤立させない」避難所コミュニティ運営ゲームを実施します 。 平時から多様な住民が地域活動や就労に積極的に参画し、コミュニティの担い手として活動すること。この「社会参画」こそが、孤独を癒やし、地域の働く担い手を増やし、いざという時に互いを助け合える強靭な「防災基礎力」を育てるのです 。 

かつて、高度経済成長期の日本を支えた「衣食住」は、私たちの社会の「フィジカルな土台」を作ってくれました。そして今、私たちが直面する少子高齢化・巨大災害の時代において、この『医食従』は、地域の命を救い、人々のつながりを再生し、持続可能な未来を紡ぎ出すための「新しい知恵の土台」となります。
日常の健康づくりや社会参画のすべてが、いざという時の地域のレジリエンス、つまり抵抗力になる 。この「ぼうけん」という名の新しい挑戦に、ぜひ多くの産官学金労言の皆様にご参画いただき、共に新しい日本の未来を創り上げていければ幸いです。 

チームの面々

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​臼田裕一郎先生

研究会会長 

国立研究開発法人防災科学技術研究所 

総合防災情報センター長

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​近藤克則先生

研究会副会長

国立大学法人千葉大学 名誉教授、グランドフェロー

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濱口和久先生

本会サポーター

学校法人拓殖大学地方政治行政研究所特任教授・同研究所附属防災教育研究センター長

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秦康範先生

本会サポーター

​日本大学 危機管理学部 危機管理学科 教授

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島田淳一先生

本会サポーター―

北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 教授

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​細川直史先生

本会サポーター

学校法人東京理科大学 創域理工学研究科

国際火災科学専攻 教授

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西村典芳先生

本会サポーター―

流通科学大学 人間社会学部 観光学科 教授

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坂東淳先生

本会サポーター―

​国立大学法人徳島大学  環境防災研究センター 特任准教授

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諸橋和行先生

本会サポーター―

公益社団法人 中越防災安全推進機構 事務局長

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松井房樹フェロー

本会サポーター―

​株式会社MM総研顧問
元株式会社楽天モバイル代表取締役副社長

自治体・企業・団体サポーター一覧

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環境政策局地球温暖化対策室

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